meta descriptionは、検索結果でのクリック率を左右する要素でありながら、後回しにされがちな項目です。記事を書き終えたあと、本文の一部をそのまま切り出して済ませてしまう担当者の方も少なくありません。記事本文を渡すだけで、結論を含んだ100〜120字のdescription案を複数案そろえるプロンプトを、この記事で公開します。

01この記事でわかること

  • 記事本文をAIに渡し、結論込みの100〜120字のmeta description案を3件生成させるプロンプト
  • 入力する情報(記事本文・含めたいキーワード)と、得られる出力(description案・文字数・結論とキーワードの含有チェック)
  • 当メディアの100〜120字基準と、Google公式の考え方の違い

02結論サマリー

AIに記事本文を渡すと、結論を含んだ100〜120字のmeta description案を、文字数とキーワード含有のチェック付きで複数生成できます。Google公式のスニペット作成ガイドは、meta descriptionの文字数に上限を設けていません(出典: Google検索セントラル)。検索結果表示時には、デバイス幅に応じて自動的に切り詰められると説明されています。一方、100〜120字という具体的な目安はGoogle発の基準ではなく、当メディアが独自に定めている編集基準であり、この2つを混同しないことが前提になります。

使用AIツール: ChatGPT等(記事本文の要約とdescription案の作成は標準のチャット機能だけで完結し、拡張機能や有料プラン限定の機能は必要ありません。2026年7月時点、無料プランで対応できます)

引用されやすい定義文

結論を含まないdescriptionは、検索結果に表示されても読者の目を止められません。

03課題の整理(なぜ難しいか)

meta descriptionの作成は、公開直前の慌ただしいタイミングで行われがちで、そのしわ寄せが品質に出やすい工程です。以下のような抜け漏れが起こりやすくなります。

  • 本文からの切り出しでは、記事全体の結論ではなく冒頭の一文がそのまま使われがちになる
  • 文字数を意識せずに書くと、目安を大きく超過したり、逆に短すぎて内容が伝わらなかったりする
  • 複数案を比べて選ぶという工程が省かれ、最初に書いた1案がそのまま採用されやすい

この弱点を補う近道は、本文全体を読んで結論を抜き出す作業を、AIに任せることです。

04プロンプト本体

記事の執筆をひととおり終え、meta descriptionを確定させる段階で使います。

あなたはSEO/AIO領域のコンテンツエディターです。
以下の入力データをもとに、meta description案を作成してください。

■入力データ
記事本文(またはリード文と結論サマリー): 【記事本文】
含めたいキーワード: 【含めたいキーワード】

■作成手順
1. 記事本文を読み、読者が最も知りたい結論(記事を読むとわかること)を1つ特定する。
2. その結論を含む形で、meta description案を3案作成する。
3. 各案について、含めたいキーワードが含まれているかを確認する。

■出力形式
以下の表形式で、3案を出力してください。
| 案No. | description文 | 文字数 | 結論を含むか(○/×) | キーワードを含むか(○/×) |
表の後に、3案のうち最もバランスが良いと考える案を1つ挙げ、理由を1〜2行で補足してください。

■制約
- 記事本文に書かれていない情報(数値・実績・機能など)を付け加えないこと。
- 「絶対」「必ず」「業界No.1」等の誇張・断定表現を使わないこと。
- 100〜120字を目安としつつ、収まらない場合は文字数を明記したうえで案として
  提示すること(無理に情報を削って不自然な文にしないこと)。
- description文以外の説明文(前置き・後書き)を出力に含めないこと。

使う変数

変数説明入力例
【記事本文】meta descriptionの元にする記事本文全体、またはリード文と結論サマリー(記事本文をここに貼り付け)(架空例)
【含めたいキーワード】descriptionに含めたいメインキーワードAIO 記事構成(架空例)

※入力例はすべて架空の例です。

📊 図解制作中
プロンプトの入力から出力までの流れ図。要素は「記事本文とキーワードの入力」「AIが結論を特定しdescription案を3案作成」「文字数・結論含有・キーワード含有つきの表で出力」の3ステップ。関係性は一連のフロー

05出力の見方と分析の観点

表が出力されたら、まず結論を含むかの列を確認します。「×」がついた案は、本文の一部を機械的に切り出しただけの可能性が高く、結論を伝えられていません。

次に文字数の列を確認します。AIが自己申告する文字数は不正確な場合があるため、採用前に文字数カウントツールで必ず検算してください。

📊 図解制作中
Google公式基準と当メディア基準の対比図。左に「Google公式: 文字数の上限なし・デバイス幅で自動的に切り詰め」、右に「当メディア基準: 100〜120字を目安とする編集基準」を並べ、両者が別軸の基準であることを示す。関係性は2つの基準の対比

最後に、選んだ案が誇張表現を含んでいないかを目で確認します。制約に含めていても、AIが結論を強調しようとして断定的な言い回しを混ぜることがあります。

06応用パターン

応用1: LPやサービスページのdescriptionにも応用する

記事本文の代わりにLPやサービスページの本文を渡せば、同じプロンプトでページ用のdescription案を作成できます。

応用2: トーン違いのバリエーションを追加で作らせる

「3案のうち1案は、より端的にベネフィットを強調したトーンで作り直してください」と追加で依頼すれば、A/Bテスト用のバリエーションを増やせます。

07注意点

生成されたmeta description案の文字数は、AIの自己申告にもとづくため、実際の文字数と数文字のズレが生じることがあります。目安内に収まっているかは、必ず文字数カウントツールで実測してから採用してください。

AIの出力には誤りが含まれる場合があります。特に結論の要約が本文の主張と一致しているかは、そのまま信じず記事本文と読み比べて確認してください。

未公開の商品名や、公開前のキャンペーン情報など機密性の高いデータをプロンプトに含める場合は、利用中のAIサービスの法人プラン・データ学習利用設定を事前に確認してください。

出力の商用利用は、利用しているAIサービスの利用規約が定める範囲内で行ってください。

AIの回答は実行のたびに文言が変わることがあります。同じ入力でも複数回試し、最もバランスの良い案を人が選ぶ運用をおすすめします。

08FAQ

Q. AIが作ったmeta descriptionは、100〜120字を超えても問題ありませんか?

Google公式は文字数に上限を設けておらず、超過分は検索結果表示時に自動的に切り詰められます(出典: Google検索セントラル)。ただし当メディアでは、切り詰めによる意味の分断を避けるため、100〜120字を編集基準として定めています。

Q. 生成した案をそのまま公開してもいいですか?

おすすめしません。文字数や結論の含有をチェックしていても、内容が本文の実態と合っているかはAIが保証するものではありません。公開前に人の目で本文との整合性を確認してください。

Q. タイトルの生成にも同じ考え方のプロンプトはありますか?

あります。記事タイトルを複数パターン生成したい場合は、別記事『記事タイトルをAIに複数パターン生成させる実践プロンプト』もあわせてご覧ください。

09この分野を体系的に学ぶ

この記事は実践プロンプト記事です。引用されるコンテンツのフォーマットを基礎から体系的に学びたい方は、AI検索最適化講座「コンテンツ編: フォーマット別実践(IV-B)」をご覧ください。