出典欄にリンクが並んでいる記事は、それだけで根拠がしっかりしているように見えます。ところが並んでいるリンクをひとつずつ開いてみると、公式発表へのリンクと、その公式発表を紹介した他メディアの記事へのリンクが、区別なく混ざっていることがあります。

見た目は同じ青いリンクです。けれど「誰が言ったことか」という点では、この2つはまったく別のものです。そして自社の記事が今どちらに寄っているかは、実際に1件ずつ数えてみるまで誰にも分かりません。

この記事は、自社記事の出典を仕分けたいけれど、1本ずつ目視で確認する時間が取れない方に向けて書きました。出典URLの一覧をGeminiに渡し、一次情報と二次情報の比率を出させるプロンプトを、そのままコピーして使える形で置いてあります。判定の読み方と、鵜呑みにしてはいけない箇所まで続けて解説します。

こんなふうに調べていませんか

  • 自社記事の出典が一次情報なのか二次情報なのか、区別がついていない
  • 出典を仕分けたいが、記事を1本ずつ目視で確認する時間が取れない
  • 「一次情報を増やせ」と言われたものの、どこが足りないのか分からない

この記事を読み終えたときに手に入るもの

  • 自社記事の出典を一次情報・二次情報・取得不可に仕分けて、比率で把握できます
  • 「取得不可」と「補強候補」の欄を、どう読めばいいかが分かります
  • 診断して補強し、もう一度診断する形を自社に作れます

結論30秒でわかる、この記事の結論

  • 出典に占める一次情報の比率は、出典URLの一覧をGeminiに渡すだけで数値化できます。
  • 出るのは1枚の表です。URLごとの判定・判定理由・補強候補の種類が並び、最後に一次情報の比率が付きます。
  • 判定はURL先のページ種別からの推測にすぎません。大事な記事ほど、自分の目でも確認してください。
出典のリンクは、見ただけでは仕分けられません出典の何割が一次情報か、数えたことはありますか出典のリンクは、見ただけでは仕分けられません1つめ見た目では一次か二次か分からないどちらも同じ青いリンクで並びます2つめURLの一覧を渡すと比率が出る判定・理由・補強候補が表になります3つめ判定は推測なので目でも確かめる大事な記事ほどURLを開いて確認します鈴木さん出典の何割が一次情報か、数えたことはありますか
出典のリンクは、見ただけでは仕分けられません — 出典の何割が一次情報か、数えたことはありますか

この記事では、あるBtoB企業のマーケティング部の2人と、専門家の会話をはさみながら進めます。自分に近い立場の人の質問から読んでいただいて構いません。

  • 若葉さん(Web担当)— 「そもそも、それって何ですか?」を聞く役
  • 高梨課長(マーケ課長)— 「どう運用に乗せるんですか?」を聞く役
  • 鈴木さん(AIO/SEOの専門家・本誌監修)— 答える役

01そもそも一次情報と二次情報は、AI検索対策でどう評価が分かれるんですか?

若葉さん
若葉さんの発言

あの、出典って、とりあえずリンクを貼っておけばいいと思っていたんですが…一次情報と二次情報で、そんなに扱いが違うんですか?

鈴木さん
鈴木さんの発言

はい、そこは分かれ目になるところなんですよ。同じ内容が書いてあっても、それを最初に出した場所なのか、後から紹介した場所なのかで、根拠としての重みが変わってくるんです。

一次情報とは、その事実を最初に世に出した場所のことです。公式発表・公的統計・学術論文・自社で行った調査などが当てはまります。二次情報とは、それを受けて誰かがまとめ直したものです。他メディアの記事やまとめサイトが、ここに入ります。

言葉で並べると簡単そうですが、出典欄では両者の見分けがつきません。どちらも同じ形のリンクとして並ぶからです。

取材にたとえると、こう分かれます同じ内容でも、出どころの位置で扱いが変わります取材にたとえると、こう分かれます同じ内容でも、出どころの位置で扱いが変わります取材でいうと出典でいうと当事者が自分で開いた記者会見一次情報(公式発表・公的統計・自社調査)その会見を報じた他社の記事二次情報(他メディアの記事・まとめサイト)会場に入れず、中身を確かめられない取得不可(本文を確認できないURL)
取材にたとえると、こう分かれます — 同じ内容でも、出どころの位置で扱いが変わります

Googleは、有用で信頼性の高いコンテンツを自己評価するための基準を公開しています。そこにはオリジナルの情報・調査・研究・分析を提供しているかという設問が含まれています(出典: Google検索セントラル「有用で信頼性の高いコンテンツの作成」)。自社にしか出せない事実があるかどうかが、問われているわけです。

この章のまとめ

一次情報は事実を最初に出した場所、二次情報はそれをまとめ直した場所です。出典欄ではどちらも同じリンクに見えるため、意識して仕分けないと区別がつきません。

02出典の一次情報を目視で仕分けるのは、AI対策としてなぜ続かないんですか?

出典を1件ずつ開いて種別を確かめる作業自体は、誰にでもできます。難しいのは、それを記事の本数ぶん続けることです。実際にやってみると、次のような形でつまずきます。

  • 一次情報と二次情報の境界線が、担当者の感覚だけでは記事によって揺れる
  • 出典を貼るたびに種別を記録しておらず、記事単位で比率を把握できない
  • 二次情報だけで書かれた記事ほど、後から一次情報を探す作業が後回しになる
  • URLの見た目(ドメイン名や記事タイトル)だけで、一次情報だと思い込んでしまう
目視の仕分けが続かない、4つの理由根気ではなく、仕組みの側に原因があります目視の仕分けが続かない、4つの理由根気ではなく、仕組みの側に原因があります一次と二次の境界が、記事ごとに揺れる担当者の感覚だけでは基準が固まりません出典を貼るたびに種別を記録していない記事単位で比率を把握できなくなります一次情報を探す作業が後回しになる二次情報だけの記事ほど手が付きませんドメイン名や記事タイトルの見た目で判断する有名な媒体でも二次情報のことがあります同じ基準で、機械的に仕分ける工程を挟むこの記事のプロンプトが引き受ける部分です
目視の仕分けが続かない、4つの理由 — 根気ではなく、仕組みの側に原因があります

4つ目は特に起こりやすい落とし穴です。有名なドメイン名が並んでいると、それだけで信頼できる出典が揃っているように見えてしまいます。実際には、その記事も別のどこかを参照しているだけ、ということがあります。

出典URLを1件ずつ機械的に仕分ける工程を挟めば、感覚ではなく同じ基準で判断できるようになります。この記事のプロンプトは、その工程を引き受けるためのものです。

この章のまとめ

目視の仕分けが続かないのは、根気の問題ではありません。基準が揺れる・記録が残らない・見た目で思い込む、という3つが重なるためです。

03一次情報の比率をAIに評価させると、AI検索最適化で何が見えるんですか?

このプロンプトに出典URLの一覧を渡すと、URLごとに一次情報・二次情報・取得不可のどれかが割り当てられ、最後に一次情報の比率が付いた表が返ってきます。

出てくるのは、次の4つです。

  • URLごとの判定 — 一次情報・二次情報・取得不可のいずれか
  • 判定理由 — なぜそう判定したか
  • 補強候補の種類 — 二次情報や取得不可のURLについて、同じ主張を裏付けられそうな一次情報の種類
  • 一次情報の比率 — 表の後に、独立した1行として書かれます
出典URLが、比率になるまで1件ずつ種別を割り当ててから数えます出典URLが、比率になるまで1件ずつ種別を割り当ててから数えます1URLの一覧を渡す記事の出典を1行ずつ並べる2URL先の種別を見る読めた範囲だけで判定する3三方向へ振り分ける一次/二次/取得不可4一次情報の比率を出す表の後に1行で書かれる
出典URLが、比率になるまで — 1件ずつ種別を割り当ててから数えます

補強候補は、具体的な媒体名ではなく種類で返ります。「業界団体の統計」「所管省庁の発表」といった粒度です。これは意図的な設計です。実在しない媒体名を挙げさせないための制約を、プロンプトの中に書き込んであります。

この章のまとめ

出てくるのは、URLごとの判定・判定理由・補強候補の種類・一次情報の比率です。補強候補は種類までで、探す作業は人が引き取ります。

04Geminiに渡すプロンプト本体は、AI検索対策としてどこをコピーすればいいですか?

自社記事の出典として貼っているURLの一覧を渡し、一次情報と二次情報の内訳を確認したい場面で使います。次のコードブロックの中身を、そのままコピーして使ってください。

あなたはコンテンツの出典を監査するアナリストです。
以下の指示に従い、出典URLの一次情報・二次情報比率を判定してください。

■入力データ
記事タイトル: 【記事タイトル】
業界・分野: 【業界・分野】
出典URLリスト(1行1URL): 【出典URLリスト】
出典本文の抜粋(確認したい場合のみ・URLと対応させて貼り付け): 【出典本文抜粋】

■分析手順
1. 出典URLリストの各URLについて、公式発表・公的統計・学術論文・自社調査など
   一次情報に該当するか、他メディアの記事やまとめサイトなど二次情報に該当するかを判定する。
2. URL先の内容を確認できない場合は、対応する【出典本文抜粋】が入力されていれば
   その本文のみで判定し、本文の入力もない場合は憶測で分類せず「取得不可」に分類する。
3. 一次情報と判定したURLの件数、二次情報と判定したURLの件数、
   取得不可の件数をそれぞれ集計し、一次情報の比率(%)を算出する。
4. 【業界・分野】の特性を踏まえ、二次情報または取得不可に分類されたURLについて、
   同じ主張を裏付けられそうな一次情報の種類(具体的な媒体名は創作せず、
   「業界団体の統計」「所管省庁の発表」などの種類のみ)を提案する。

■出力形式
冒頭に「対象記事: 【記事タイトル】」を1行で明記したうえで、以下の列を持つ表で出力してください。
| URL | 判定(一次/二次/取得不可) | 判定理由 | 補強候補の種類(該当する場合) |
表の後に、一次情報の比率(%)を独立した1行で明記すること。

■制約
- URL先の内容を実際に確認できた範囲でのみ判定し、ドメイン名だけで
  憶測判定しないこと。
- URL先を直接取得できない場合は、貼り付けられた本文のみで判定し、
  取得できなかったURLは「取得不可」と記録すること。
- 二次情報を悪いものと決めつけず、判定理由は中立な言葉で記述すること。
- 実在しない媒体名・組織名を補強候補として創作しないこと。

使用するAIツールはGeminiを想定しています。URLの読み込み可否は利用環境によって異なるため、確実に判定したい場合は出典本文の抜粋を貼り付けてください(2026年7月時点の情報にもとづきます)。

このプロンプトは、■で始まる4つのブロックでできています。前から順に、何を渡すか・どう判定するか・どう並べるか・何をしてはいけないか、という組み立てです。どこを書き換えてよいかで言えば、自分の状況に合わせて触るのは「■入力データ」の【 】の中だけです。

プロンプトは、4つのブロックでできています触るのは、いちばん上のブロックだけですプロンプトは、4つのブロックでできています触るのは、いちばん上のブロックだけです1■入力データ — 何を渡すか【 】の中だけを、自社の情報に差し替えます2■分析手順 — どう判定するか種別の判定から比率の算出までの順番です3■出力形式 — どう並べるか表の列と、比率を書く位置を固定します4■制約 — 何をしてはいけないか憶測判定と創作を止める4行です
プロンプトは、4つのブロックでできています — 触るのは、いちばん上のブロックだけです

この章のまとめ

コピーするのはコードブロックの中身だけです。書き換えてよいのは、■入力データの【 】の中だけだと考えてください。

05プロンプト末尾の制約4行は、AI対策としてなぜ消してはいけないんですか?

末尾の「■制約」は4行あります。長いので削りたくなるところですが、この4行がこの診断の精度を支えています。1行ずつ、何を止めているかを見ておきます。

  • ドメイン名だけで憶測判定しない — 有名な媒体名の印象で一次情報に寄せてしまうのを止めます
  • 取得できなかったURLは「取得不可」と記録する — 読めなかったURLを、黙って一次情報の側に数えるのを防ぎます
  • 判定理由は中立な言葉で書く — 二次情報を悪者にした書きぶりに、判定そのものが引きずられるのを避けます
  • 実在しない媒体名・組織名を創作しない — 補強候補の欄に、存在しない統計名が並ぶのを止めます
制約の4行が、止めていること外すと表は壊れますが、見た目は変わりません制約の4行が、止めていること外すと表は壊れますが、見た目は変わりませんドメイン名の印象だけで判定する読めた範囲でのみ判定させます読めなかったURLを一次情報に数える「取得不可」として記録させます二次情報を悪者にした判定理由を書く中立な言葉で書かせます存在しない媒体名を補強候補に挙げる種類までにとどめさせます読めた範囲だけで、中立に判定する4行が残っていれば、この形になります鈴木さんここを削ると、それらしい答えを作りにいってしまうんですよ
制約の4行が、止めていること — 外すと表は壊れますが、見た目は変わりません

この章のまとめ

制約の4行は、憶測判定・取得不可の握りつぶし・偏った判定理由・媒体名の創作を、それぞれ1行ずつ止めています。

06AI検索対策として一次情報を評価させるとき、入力する変数はどこまで必要ですか?

用意するのは、次の4つです。必須は前の3つで、最後の1つは任意です。

変数説明入力例
【記事タイトル】出典を確認したい自社記事のタイトルAIOとは何か基礎解説
【業界・分野】記事が扱う業界・分野AIマーケティング支援
【出典URLリスト】記事本文で参照している出典URLを1行ずつ並べたものhttps://example.com/report など
【出典本文抜粋】GeminiがURL先を直接取得できない場合に備え、確認したいURLがあれば本文の抜粋をURLと対応させて貼り付ける(任意)https://example.com/report → 「〇〇によると…」冒頭数百字の抜粋

※入力例はすべて架空の例です。

入力する4つの変数と、その役目必須は3つ。最後の1つは、読めないURLの保険です入力する4つの変数と、その役目必須は3つ。最後の1つは、読めないURLの保険です必須記事タイトルどの記事の話かを固定します必須業界・分野補強候補の見当をつける材料です必須出典URLリスト判定の対象そのものです任意出典本文の抜粋読み込めないURLの保険になります
入力する4つの変数と、その役目 — 必須は3つ。最後の1つは、読めないURLの保険です

見落とされやすいのが【業界・分野】です。ここは表の見た目には出てきませんが、補強候補の質を左右します。業界が分かっていれば「所管省庁の発表」のように具体の方向が返り、分かっていなければ一般論に寄ります。

【出典本文抜粋】は任意ですが、取得不可が多く出たときの逃げ道になります。読み込めなかったURLについて本文の冒頭を貼り付ければ、その本文だけを根拠に判定してくれます。

この章のまとめ

必須はタイトル・業界・URLリストの3つです。【業界・分野】を空けると補強候補が一般論になり、抜粋を足すと取得不可を減らせます。

07出てきた表は、AIO改善のために一次情報のどこを見ればいいんですか?

高梨課長
高梨課長の発言

表が返ってきたとして、うちのチームはどこを見て次の一手を決めればいいんでしょうか。全部の行を吟味する余裕はありません。

鈴木さん
鈴木さんの発言

見るところは3つに絞れます。比率・取得不可の件数・補強候補の欄です。この順で見ていただければ大丈夫ですよ。

表が出力されたら、次の3点を確認します。

  • 一次情報の比率 — 業界の性質にもよりますが、比率が低い記事ほど、AIに伝聞情報の寄せ集めと判断されやすくなります
  • 取得不可の件数 — 件数が多い場合は、リンク切れや会員限定ページなど、出典として機能していないURLが混ざっている可能性があります
  • 補強候補の種類 — あくまで方向性の提案です。実際にどの一次情報を探すかは、表を見た担当者が調べる前提になります
表が出たら、この順に見ます全部の行を吟味しなくても、判断はできます表が出たら、この順に見ます全部の行を吟味しなくても、判断はできます1つめ一次情報の比率伝聞の寄せ集めになっていないか2つめ取得不可の件数出典として機能していないURLの混在3つめ補強候補の種類次にどの方向を当たるか
表が出たら、この順に見ます — 全部の行を吟味しなくても、判断はできます

取得不可の行は、比率の数字よりも先に手を打てる箇所です。リンク切れであれば差し替えれば済みますし、会員限定ページであれば公開されている一次情報に置き換えられないかを考えられます。比率を上げる前に、まず読めない出典を減らすという順番が、実務では動かしやすくなります。

一次情報を明記することがなぜAIからの評価につながるのかは、別記事「AIに引用されるコンテンツの条件とは?3社共通の5つの型【図解】」で扱っています。

この章のまとめ

見るのは比率・取得不可の件数・補強候補の3つです。まず読めない出典を減らし、そのうえで比率に手をつけると進みます。

08一次情報比率の診断は、AI検索最適化の改善サイクルにどう組み込むんですか?

高梨課長
高梨課長の発言

これは一度やれば終わり、という性質のものでしょうか。それとも定期的に回すものですか。

鈴木さん
鈴木さんの発言

回していただくものです。補強した記事をもう一度同じプロンプトに通すと、比率がどう変わったかが同じ物差しで見られます。1回きりだと、良くなったのかどうかが分からないままになってしまうんですよ。

1回の診断で終わらせず、補強した記事を再度このプロンプトに通せば、比率がどう変化したかを確認できます。同じプロンプトで測っているため、前と後を並べても物差しがずれません。

診断して、補強して、もう一度診断する同じ物差しで測るので、前後を並べられます診断して、補強して、もう一度診断する同じ物差しで測るので、前後を並べられます1診断する二次情報に偏っている箇所を見つける2補強する一次情報を探して出典を差し替える3もう一度診断する比率がどう動いたかを確かめる鈴木さんここまで来たら、また1つめに戻ります。回すほど読み方が速くなりますよ
診断して、補強して、もう一度診断する — 同じ物差しで測るので、前後を並べられます

補強に使う一次情報そのものをどこから探すかは、別記事「一次情報の探し先候補をAIに出させる実践プロンプト保存版」が対になります。この記事の診断で「足りない」と分かった箇所を、そちらのプロンプトで「どこを当たるか」に変換する流れです。

この章のまとめ

診断・補強・再診断の3つを1周として回します。同じプロンプトで測るので、前後を並べたときに物差しがずれません。

09記事単位ではなくサイト全体で、AI対策として一次情報を評価できますか?

できます。複数記事の出典URLをまとめて【出典URLリスト】に入力すれば、記事ごとではなく、サイト全体としての一次情報比率を把握できます。

記事単位とサイト全体では、見えるものが変わります。記事単位は「この記事をどう直すか」を決めるための診断です。サイト全体は「自社の書き方に、どんな傾向があるか」を見るための診断になります。

記事単位と、サイト全体で見えるもの同じプロンプトでも、渡す範囲で用途が変わります記事単位と、サイト全体で見えるもの同じプロンプトでも、渡す範囲で用途が変わります記事単位で渡す1本の記事の出典を入力するこの記事をどう直すかが決まる補強前と補強後を比べやすい直し方を決めるための診断サイト全体で渡す複数記事の出典をまとめて入力する自社の書き方の傾向が見える対象範囲が分かる呼び名を付けておく傾向をつかむための診断
記事単位と、サイト全体で見えるもの — 同じプロンプトでも、渡す範囲で用途が変わります

サイト全体で回すときは、記事タイトルの欄をどう埋めるかが迷いどころになります。1本の記事名ではなくなるため、対象範囲が分かる呼び名を入れておくと、後から結果を見返したときに何を測ったのかが分かります。

この章のまとめ

複数記事の出典をまとめて渡せば、サイト全体の比率が出ます。記事単位は直し方、サイト全体は傾向を見るための診断です。

10本文の主張ごとに一次情報をたどらせる使い方は、LLMO対策として有効ですか?

もう1つの応用が、URLではなく主張を単位にする使い方です。本文中の主張(数値・事実関係)を1文ずつ抜き出し、その根拠が一次情報にたどり着けるかを判定させます。

URL単位の診断は「貼ってある出典の質」を測ります。主張単位の診断は「そもそも出典が貼られていない主張」を見つけます。後者のほうが手間はかかりますが、出典欄には表れない穴が見えます。

URLを数えるか、主張をたどるか見つかる穴の種類が変わりますURLを数えるか、主張をたどるか見つかる穴の種類が変わりますURL単位で診断する出典欄に並ぶURLだけを見る貼ってある出典の質が分かる手間は軽い主張単位で診断する本文の主張を1文ずつ抜き出す出典が貼られていない主張が見つかる手間は増えるが、穴が見える
URLを数えるか、主張をたどるか — 見つかる穴の種類が変わります

数値を扱う記事ほど、この使い方が効きます。数字は一次情報にたどり着けるかどうかがはっきり分かれるためです。

この章のまとめ

主張を単位にすると、出典欄には表れない穴が見えます。手間は増えますが、数値を多く扱う記事ほど効いてきます。

11AIの判定を鵜呑みにしないために、AI検索対策として何に注意しますか?

若葉さん
若葉さんの発言

表が出てくると、それだけで正解に見えてしまいそうで、少し不安です。

鈴木さん
鈴木さんの発言

いい着眼点です。この判定は、Geminiが取得できたURL先の内容にもとづく推測なんですよ。ページ本文を毎回正確に取得できているとは限りません。だから、大事な記事ほど自分の目で確かめてほしいんです。

運用に乗せる前に、次の点を押さえておいてください。

  • 一次・二次の判定は、Geminiが取得できたURL先のページ内容にもとづいており、ページ本文を毎回正確に取得できているとは限りません(2026年7月時点)
  • AIの判定には誤りが含まれる場合があります。特に判定理由や比率の数値は、そのまま信じず、主要な記事から実際にURLを開いて確認してください
  • 未公開の自社調査データや、契約条件など機密性の高い情報を出典として扱う場合は、利用中のAIサービスの法人プラン・データ学習利用設定を事前に確認してください
  • 出力結果を社外に共有する際や、自動化して大量のURLを処理する際は、利用しているAIサービスの利用規約の範囲内で行ってください
  • 出典URLリストが同じでも、実行するたびに判定や比率の数値が微妙に変わることがあります
運用に乗せる前に、確かめておくことこの表は、あくまで推測の結果です運用に乗せる前に、確かめておくことこの表は、あくまで推測の結果です判定は、取得できた内容からの推測だと理解する本文を毎回正確に取得できるとは限りません主要な記事は、実際にURLを開いて確認する判定理由と比率は、そのまま信じません機密性の高い出典は、事前に設定を確認する法人プラン・データ学習利用設定を見ます社外共有や自動化は、利用規約の範囲内で行う大量のURLを処理するときは特に注意します判断が割れる記事は、複数回実行して見比べる実行のたびに数値が動くことがあります
運用に乗せる前に、確かめておくこと — この表は、あくまで推測の結果です

最後の項目は、この診断の性質そのものに関わります。判断が割れやすい記事ほど、実行のたびに結果が動きます。同じ記事を複数回通して、結果を見比べることをおすすめします。数字がぶれる記事は、人の目で見ても判断が割れる記事だと考えてよいはずです。

この章のまとめ

この表は推測の結果です。主要な記事はURLを開いて確かめ、判断が割れる記事は複数回実行して見比べてください。

12よくある質問

二次情報の比率が高い記事は、必ず修正すべきですか?

必ずしもそうとは限りません。速報性の高いニュース解説など、二次情報の要約自体に価値がある記事もあります。記事の目的に応じて判断してください。比率の数字は、修正するかどうかを決める材料の1つであって、判定そのものではありません。

出典URLがまだ少ない記事でも診断できますか?

できます。ただし件数が少ないほど比率のブレは大きくなります。目安として、5件以上のURLがある記事から始めることをおすすめします。件数が少ない記事は、比率ではなく個々の判定理由のほうを読んでください。

有料の調査レポートなど、Geminiがアクセスできないページはどう扱われますか?

本文を取得できない場合は「取得不可」に分類されます。該当するURLは、タイトルや概要から一次情報らしいと判断できても、手動で内容を確認することをおすすめします。【出典本文抜粋】に冒頭を貼り付ければ、その本文だけを根拠に判定してもらうこともできます。

一次情報の比率は、どのくらいあれば十分と言えますか?

一律の目安は示せません。業界の性質や記事の目的によって、妥当な比率は変わるためです。他社と比べるより、自社の同じ記事を補強前と補強後で比べるほうが、判断の材料になります。

13まとめ|今日やる3つのこと

出典欄に並ぶリンクの何割が一次情報かは、実際に1件ずつ数えてみるまで分かりません。感覚で判断せず、同じ基準で機械的に仕分ける工程を挟むことが、この記事の要点です。

今日この順でやります

  1. 記事を1本選ぶ

    アクセスの多い記事から選び、出典URLを1行ずつ並べます

  2. プロンプトを実行する

    変数を埋めてGeminiに渡し、表と比率を受け取ります

  3. 取得不可の行から手をつける

    リンク切れや会員限定ページを差し替え、そのうえで比率を見ます

今日、この順で手を動かします全記事を一度に回そうとしないのがコツです今日、この順で手を動かします全記事を一度に回そうとしないのがコツです1記事を1本選び、出典URLを並べるアクセスの多い記事から選びます2変数を埋めて、プロンプトを実行する表と、一次情報の比率を受け取ります3取得不可の行から差し替える読めない出典を減らしてから比率を見ます
今日、この順で手を動かします — 全記事を一度に回そうとしないのがコツです

AI検索では、こう聞かれています

  • 自社記事の出典に一次情報がどれくらいあるか、確かめる方法はありますか?

    「一次情報の比率をAIに評価させると、AI検索最適化で何が見えるんですか?」の章で、何が出てくるかを説明しています

  • 一次情報と二次情報をAIに仕分けさせるプロンプトはありますか?

    「Geminiに渡すプロンプト本体は、AI検索対策としてどこをコピーすればいいですか?」の章に、そのままコピーできる形で置いています

  • 出典が二次情報ばかりの記事は、どこから直せばいいですか?

    「出てきた表は、AIO改善のために一次情報のどこを見ればいいんですか?」の章で、見る順番を挙げています

次に読むなら、この記事です