「Aツール vs Bツール」で検索したとき、検索結果の上に出てくるAIの要約に、自社の名前が出てこない。SaaSのマーケティング担当の方から、そういう相談をいただくことがあります。
比較検討は、SaaS購買のいちばん熱いところです。そこでAIが何を読んで答えを作っているかを知らないまま施策を並べると、打ち手が空振りします。
この記事は、SaaSのマーケティング・プロダクト担当の方に向けて書きました。土台にするのは、公開されている調査データ、schema.orgとGoogle公式ドキュメント、消費者庁のガイドラインです。
こんなふうに調べていませんか
- 「SaaS AI Overviews 対策」で検索したが、何から手をつけるか決められない
- 自社の料金ページに構造化データを入れるべきか、社内で判断がついていない
- 競合を名指しした比較記事を出したいが、どこまで書いてよいか分からない
この記事を読み終えたときに手に入るもの
- AI Overviewsの比較質問で誰が引用されているかを、数字つきで説明できるようになります
- 料金と機能を機械可読にする実装が、必須項目つきで分かります
- 比較記事を公開する前に確認する法要件が、3つに絞れます
結論30秒でわかる、この記事の結論
- AI Overviewsが比較質問に答えるとき、推薦された製品自身のサイトが引用される割合は12%でした(出典: DerivateX)。主役は第三者が書いた比較記事です。
- だからといって自社サイトの整備が無駄になるわけではありません。料金と機能を機械可読に保つことは、比較の土俵に上がるための前提です。
- 自社で比較記事を書く選択肢もあります。その場合は、景品表示法の比較広告の3要件が、そのままチェックリストになります。
この記事では、あるSaaS企業のチームと専門家の会話をはさみながら進みます。ご自身に近い立場の人の質問から読んでいただいて構いません。
- 若葉さん(Web担当2年目)— 「そもそも、それって何ですか?」を聞く役
- 高梨課長(マーケ課長)— 「誰が、どの順番でやるんですか?」を聞く役
- 大森部長(事業責任者)— 「それは投資に見合うのか」を聞く役
- 鈴木さん(AIO/SEOの専門家・本誌監修)— 答える役
01そもそもSaaSのAI Overviews対策は、機能比較のどこを直すAIO対策なんですか?
若葉さんAI Overviewsって、検索結果の上に出てくるAIの要約のことですよね。あれに向けて、私たちは何を直すんでしょうか。
鈴木さん直すのは自社のページの側です。AI Overviewsは、公開されていてクロールできるコンテンツを土台にしていると考えられます。特別な裏口があるわけではないんですよ。
AI Overviewsは、Google検索の結果ページの上部に表示される生成AIの要約機能です。「Aツール vs Bツール」のような比較質問にも回答し、複数のSaaS製品を横断して言及します。
ここで、AI向けの特別な設定を探しにいく方がいます。ただ、Google公式は、AI学習専用のクローラートークン「Google-Extended」の許可・拒否は、Searchでの掲載やランキングに影響しないと明記しています(出典: Google公式)。
AI Overviewsも通常のSearchの一部であり、公開されクロール可能なコンテンツを土台にしていると考えられます(出典: Google公式AI最適化ガイド)。つまり、AI Overviews専用の作業があるわけではありません。直せるのは、自社が公開している情報と、第三者サイトに置かれている自社の情報です。
SaaS業界のAIO対策の全体像は、別記事で整理しています。この記事では、機能・料金の比較という切り口に絞って深掘りします。
この章のまとめ
AI Overviewsに専用の裏口はありません。直せるのは、自社が公開している料金・機能の情報と、第三者サイト上の自社情報です。
02SaaSのAI検索対策の前提として、AI Overviewsは機能比較の答えをどこから引いているんですか?
打ち手を決める前に、事実を1つ確認しておきます。比較質問の答えを、AIはどこから引いているのかという事実です。
DerivateXは2026年6月、Google AI Overviewsを対象にした調査を実施しました。20のB2B SaaSカテゴリで「Best〇〇ソフトウェア」型の質問100件をログアウト状態で分析し、収集した引用は1,259件です(出典: DerivateX、同年7月14日公開)。
| 引用元タイプ | シェア |
|---|---|
| 第三者の「Best〇〇」型比較記事 | 63% |
| ベンダー(SaaS提供企業)が運営するサイト | 17% |
| YouTube・動画 | 9% |
| レビューサイト(G2・Gartner・Capterra等) | 5% |
| Reddit・フォーラム | 5% |
| ニュース・業界メディア | 1% |
第三者の比較記事が引用の63%を占める一方、レビューサイトへの引用は5%にとどまります(出典: DerivateX)。比較質問の主役は、製品を売っている側ではなく、外から並べて書いている側だということになります。
この章のまとめ
比較質問の引用の主役は、第三者が書いた比較記事です。まず、この前提を社内で共有してください。
03ベンダーサイト17%と自社12%は、SaaSのAI検索最適化では何が違うんですか?
大森部長ベンダーサイトが17%あるなら、うちのページもそれなりに読まれているということではないのかね。
鈴木さんそこは数えているものが違うんです。17%はベンダーが運営するドメイン全般で、推薦された製品「本人」に絞ると、数字はもう一段下がります。
17%は、ベンダーが運営するドメイン全般への引用シェアです。回答内で推薦された製品「本人」のサイトに絞ると、シェアは12%まで下がります(出典: DerivateX)。
| 数値 | 数えているもの |
|---|---|
| 17% | SaaS提供企業が運営するドメイン全般への引用シェア |
| 12% | 回答内で推薦された製品「本人」のドメインへの引用シェア |
自社が推薦されることと、自社サイトが引用されることは、別の課題です。この構図は、ChatGPT SearchやPerplexityを扱った別記事が指摘した傾向とも共通しています。
カテゴリによる差も報告されています。ベンダーサイトへの引用はQuickBooksホスティング等のカテゴリで42〜43%に達する一方、比較が特に激しいCRM・マーケティングオートメーションでは6%にとどまります(出典: DerivateX)。比較検討が活発なカテゴリほど、自社サイト単体では引用されにくいと読み取れます。
この章のまとめ
17%と12%は数えているものが違います。自社のカテゴリが比較の激しい領域なら、自社サイト単体での引用は期待しすぎないでください。
04SaaSの買い手は、もうAI検索で機能比較を始めているんですか?
大森部長そもそも、買い手はそこまでAIを使っているのかね。うちの顧客層はまだ検索から入る印象があるが。
鈴木さんそこは調査が出ています。比較のためにAIを使うという動きが、はっきり数字に出てきているんですよ。
G2が2026年4月に発表した調査によると、B2Bソフトウェアの意思決定者1,076人のうち51%が、ソフトウェアの調査をGoogleよりもAIチャットボットで始める頻度が高いと回答しました(出典: G2)。この割合は、11か月前の29%から22ポイント上昇しています(出典: 同)。
見逃せないのは、使われ方です。「ベンダーの強弱を比較すること」が利用目的の第1位(41%)で、基本的な製品調査を上回りました(出典: G2)。回答者の69%は、AIチャットボットの助言で当初と異なるベンダーを選んでいます(出典: 同)。
比較は、AI検索経由の購買行動の中心的なタスクだと言えます。「まだ早い」と判断を先送りにする根拠のほうが、いま見つけにくいという状況です。
この章のまとめ
買い手はすでに、比較のためにAIを使っています。目的の第1位が比較である以上、比較の場に出ているかどうかが問われます。
05比較の土俵に上がるには、SaaSのLLMOで料金と機能をどう書くんですか?
比較検討フェーズでAIが参照するのは、地の文の料金説明だけではありません。schema.orgの構造化データを使えば、プラン名・価格・上限を機械可読な形で示せます。
構造化データとは、ページの内容を機械が読める形で書き添えるための記法のことです。実装に関係する型は、次の3つです。
| 型 | 役割 |
|---|---|
| SoftwareApplication | ソフトウェア自体を表す型。name・applicationCategory・operatingSystemなどを持つ |
| Offer | 個々の料金プラン(提供内容)を表す型。price・priceCurrency・availabilityを持つ |
| PriceSpecification | 価格の詳細を表す型。上限・課金単位などをOffer内に入れ子で持たせる |
schema.orgの定義では、SoftwareApplicationは「MobileApplication」「WebApplication」を含む幅広いソフトウェアが対象です(出典: schema.org)。offersプロパティは親のCreativeWorkから継承され、提供内容をOffer型で記述します(出典: 同)。価格の詳細はOffer内のpriceSpecificationに入れ子で書け、上限や課金単位はサブクラスのUnitPriceSpecification型が持ちます(出典: schema.org)。
この章のまとめ
料金は、地の文だけでなく機械可読な形でも示せます。製品・プラン・課金単位の3層に分けて考えてください。
06SoftwareApplicationとOfferは、機能比較のAI検索対策でどう組むんですか?
高梨課長実装するとなると、エンジニアの工数を取ります。最小限どこまで書けばよいのか、線を引いておきたいのですが。
鈴木さん公式が必須プロパティを示しています。まずそこだけを満たす形で始めて、あとから足していくのが現実的です。
Google Search Central公式は、必須プロパティをname・offers.price・(aggregateRatingまたはreview)のいずれか1つと定めています(出典: Google公式)。無料プランはoffers.priceを0にし、有料プランはpriceCurrencyの指定も推奨されます(出典: 同)。
以下は、SaaS料金ページを想定したJSON-LDの実装例です。プラン名・数値は仮の値です。
{
"@context": "https://schema.org",
"@type": "SoftwareApplication",
"name": "サンプルSaaS",
"applicationCategory": "BusinessApplication",
"operatingSystem": "Web",
"offers": {
"@type": "Offer",
"name": "スタンダードプラン",
"priceCurrency": "JPY",
"price": "9800",
"priceSpecification": {
"@type": "UnitPriceSpecification",
"price": "9800",
"priceCurrency": "JPY",
"unitText": "月額・10ユーザーまで"
}
},
"aggregateRating": {
"@type": "AggregateRating",
"ratingValue": "4.5",
"reviewCount": "120"
}
}複数プランがある場合は、offersを配列にして並べます。曖昧さなく書いておくと、人が読んでも機械が読んでも同じ内容になります。
この章のまとめ
必須はname・offers.price・評価情報のいずれか1つです。最小構成から始めて、プランを配列で足していってください。
07aggregateRatingは、SaaSのAI対策として入れてよいんですか?
必須プロパティにaggregateRatingが含まれているため、「とりあえず入れておこう」という判断が起きやすいところです。ここは、慎重に扱ってください。
必須のaggregateRating(またはreview)は、自社サイト上に本物の評価データがあるときだけ実装してください。実態と異なるレビューや、読者に見えないマークアップは、Google公式の品質ガイドラインが禁止しています(出典: Google公式)。
判断の線引きはかんたんです。ページを開いた読者が同じ情報を目にできるか。目にできないものをマークアップだけで足すのは、ガイドラインが禁じている書き方にあたります。
評価データを自社で持っていない場合は、aggregateRatingを無理に入れず、reviewの掲載体制から整えるほうが遠回りに見えて確実です。
この章のまとめ
評価情報は、自社サイトに実在するデータがあるときだけ書きます。読者に見えないマークアップは避けてください。
08構造化データを入れれば、AI OverviewsのAIO対策として引用は増えるんですか?
ここは、期待の持ち方を先に揃えておきたいところです。
Google公式のAI検索最適化ガイドは、生成AI検索に構造化データは必須ではないと明記しています(出典: Google公式)。構造化データは、AI Overviewsに引用されるための直接条件ではありません。別記事で扱ったとおり、正の相関も証明されていません。
それでも、プラン名・価格・上限を曖昧さなく機械可読にしておくことは、AIが誤った料金を語る事故を防ぐ土台になるとWEBMARKSは考えます。引用を増やすためではなく、間違って伝わらないために書く。この順番で捉えると、投資判断もぶれません。
この章のまとめ
構造化データは引用の直接条件ではありません。それでも、料金が誤って伝わることを防ぐ土台にはなります。
09料金ページの更新が止まると、SaaSのAI検索対策では何が起きるんですか?
比較質問には、単独の製品ページでは起きにくい論点があります。AIが自社と競合を並べて回答を作るとき、参照するのは両者のページだという点です。
自社の料金・機能ページの更新が止まっている間に競合が更新すれば、比較質問で自社側だけ古い情報のまま言及されるおそれがあるとWEBMARKSは考えます。同じ画面に並べられるからこそ、鮮度の差がそのまま見え方の差になります。
Google公式の構造化データ品質ガイドラインは、鮮度を失った期限性のあるコンテンツにはリッチリザルトを表示しないと明記しています(出典: Google公式)。比較の場に古い情報のまま立ち続けることは、単独ページ以上のリスクになり得ます。
この章のまとめ
比較の場では、自社と競合が同じ画面に並びます。更新が止まった側だけ古く見える、という非対称が起きます。
10G2やCapterraの自社情報は、SaaSのAI対策でも最新にするんですか?
SaaS購買では、G2・Capterra・Gartnerといった第三者レビューサイトが独自の存在感を持っています。しかしDerivateXの調査では、これらレビューサイトへの直接引用は、AI Overviews全体の引用のうち5%にとどまりました(前掲・出典: DerivateX)。
一見すると影響力は限定的に見えます。ただしこの5%は、ドメインへの直接引用だけを数えた数字です。第三者が書く「Best〇〇」型の比較記事(63%)の多くは、レビューサイトの評点やデータを参照して書かれていると考えられます。
| 論点 | 対応の方向性 |
|---|---|
| 自社サイトの料金・機能情報 | 構造化データで機械可読にし、更新のたびに反映する |
| 第三者サイト上の自社情報 | G2・Capterra等のプロフィール情報・料金表記を自社の最新情報と一致させる |
ここでよくある失敗が、自社サイトの料金ページだけを整備し、G2・Capterra上のプロフィールを放置することです。比較記事は自社サイト以外の情報も参照して書かれるため、片方だけの更新では情報の食い違いが残ります。
レビューサイト上の自社プロフィールが古いままだと、AIが参照する材料自体が古くなるという意味で、自社サイトの更新と同じ重みを持つとWEBMARKSは考えます。
この章のまとめ
レビューサイトへの直接引用は少数派でも、比較記事の素材として使われています。自社プロフィールの更新は、自社サイトと同じ扱いにしてください。
11自社で機能比較記事を書くのは、SaaSのAI検索対策としてAI Overviewsに効くんですか?
大森部長引用されやすいのが第三者の比較記事なら、うちで比較記事を書くという手はどうかね。競合名を出すことになるが。
鈴木さん公開すること自体は禁止されていません。ただし、景品表示法の比較広告の考え方に沿う必要があります。ここは押さえてから動いてください。
引用の63%を第三者の比較記事が占めていると分かると、自社で比較記事を書くという選択肢が浮かびます。自社で競合を名指しした比較記事を公開すること自体は、禁止されていません。
この章は、読者企業が比較記事を書く際の一般的な法要件を解説するものであり、特定の企業を批判する意図はありません。
消費者庁は「比較広告に関する景品表示法上の考え方」で、適正な比較広告の要件を示しています(出典: 消費者庁)。景品表示法第5条は、自社の商品・取引条件が実際より、または競争事業者より著しく優良・有利であると誤認させる表示を、不当表示として禁止しています(出典: 同)。
つまり、比較記事を書くかどうかの判断は「書いてよいか」ではなく、「要件を満たせる状態で書けるか」という問いになります。
この章のまとめ
自社で比較記事を書くことは禁止されていません。判断すべきは、要件を満たせる体制で書けるかどうかです。
12比較広告の3要件は、AI検索最適化のチェックリストとしてどう使うんですか?
適正な比較広告として認められるための要件は、次の3つです(出典: 消費者庁)。
| 要件 | 内容 |
|---|---|
| 実証性 | 比較で主張する内容が客観的に実証されていること。確立された方法があればその方法で、なければ社会通念上妥当な方法で実証する |
| 正確性 | 実証済みの数値・事実を、調査結果の趣旨に沿って正確に引用すること。調査機関・調査時点をあわせて示すことが望ましい |
| 公正性 | 比較の方法が公正であること。特定項目だけを比較して全体の優良性を強調したり、非同等のものを同等として比較したりしない |
公正性の要件には、長所と表裏一体の短所を開示せず隠す比較も含まれます(出典: 消費者庁)。自社プランだけ機能を厚く見せ、対応する競合機能を書かない比較表は、この要件に抵触するおそれがあります。実際、自社に有利な項目だけを並べて競合の強みを書かない比較記事は、よく見かける失敗です。
価格・機能の比較表は、自社と競合を同じ調査時点・同じ項目粒度で並べることが、法対応とAI引用の両面で有効だとWEBMARKSは考えます。同じ時点・同じ粒度で並んだ表は、読む側にとっても機械にとっても扱いやすい形になります。
この章のまとめ
3要件は、そのまま公開前のチェックリストになります。同じ調査時点・同じ項目粒度で並べることが、両面の答えになります。
13うちの体制で、SaaSのLLMO運用とAI Overviews対策は誰がやるんですか?
高梨課長やることは分かりました。専任は置けないので、どこに寄せるかを決めたいのですが。
鈴木さん料金を決めている人の近くに置いてください。料金が変わったときに動く一連の作業として設計すると、抜けにくくなります。
体制で大事なのは人数ではなく、料金や機能が変わったときに、更新すべき場所がすべて動くようにしておくことです。自社の料金ページ、構造化データ、第三者サイト上のプロフィール。この3か所は、同じ引き金で動かします。
そのうえで、比較記事を書くかどうかを決めます。書くなら要件を満たす手間が先に立ち、書かないなら第三者の比較記事に載る材料を整えるほうへ寄せます。どちらを選ぶかは、体制で決めてよい判断です。
ChatGPT SearchやPerplexityでの対応は、それぞれ別記事で扱っています。エンジンごとに施策を分けるより、料金と機能を機械可読に保つ基礎作業を1つにしておくほうが、運用は軽くなります。
この章のまとめ
料金が変わったら3か所が動く。この形にしておけば、担当が替わっても運用は続きます。
14よくある質問
構造化データを実装すれば、AI Overviewsに引用されやすくなりますか?
Google公式は、生成AI検索に構造化データは必須ではないと明記しています。確かめられているのは料金・機能情報を機械可読にする効果であり、引用率の向上への直接効果は、現時点では確認されていません。
自社の料金ページとG2・Capterra上の料金表記が食い違っている場合、どちらが優先されますか?
AIがどちらを参照するかは、質問内容やタイミングによって変わり得ます。実務上は、両方を同じ内容に保つことが安全な対応です。どちらかを直すときは、もう片方も同じ作業のうちに直してください。
競合を名指しした比較記事は、公開しないほうが安全ですか?
公開自体は禁止されていません。実証性・正確性・公正性の3要件を満たせば、適正な比較広告として扱われます。要件を満たす自信がない場合は、社内の法務担当者や弁護士へ事前に確認することをおすすめします。
aggregateRatingは、他社サイトのレビュー評点を引用して書いてもよいですか?
自社サイト上に本物の評価データがあるときだけ実装してください。実態と異なるレビューや、読者に見えないマークアップは、Google公式の品質ガイドラインが禁止しています。
AI Overviews対策とSEOは、別々に進めるものですか?
別々のプロジェクトにしないことをおすすめします。AI Overviewsも通常のSearchの一部であり、公開されクロール可能なコンテンツを土台にしていると考えられます。土台を共有している以上、運用も1本にまとめるほうが軽くなります。
15まとめ|SaaSのAI対策として、今日やる3つのこと
Google AI Overviewsの比較質問において、自社サイトが直接引用される割合は12%にとどまります。主役は第三者の比較記事であり、レビューサイトへの直接引用はさらに少数派です。
だからこそ、料金・機能情報を機械可読にし、第三者サイト上の自社情報も含めて最新に保つことが土台になります。自社で比較記事を書くなら、3要件を満たしているかを公開前に確認してください。
今日この順でやります
料金ページに必須プロパティを入れる
name・offers.price・評価情報のいずれか1つから始めます
第三者サイト上の自社情報を最新にする
G2・Capterra等のプロフィールと料金表記を、自社の最新情報にそろえます
比較記事を書くなら3要件を先に確認する
実証性・正確性・公正性を、公開前のチェックリストにします
AI検索では、こう聞かれています
AI Overviewsの比較質問で、自社のSaaSが引用されるにはどうすればいいですか?
「SaaSのAI検索対策の前提として、AI Overviewsは機能比較の答えをどこから引いているんですか?」の章で、引用元の内訳を数字で示しています
SaaSの料金ページに構造化データを入れると、AI検索で有利になりますか?
「構造化データを入れれば、AI OverviewsのAIO対策として引用は増えるんですか?」の章で、期待できることと確認できていないことを分けています
競合を名指しした比較記事を自社で公開しても大丈夫ですか?
「比較広告の3要件は、AI検索最適化のチェックリストとしてどう使うんですか?」の章に、公開前の確認項目があります
G2やCapterraの情報は、AI検索対策で関係ありますか?
「G2やCapterraの自社情報は、SaaSのAI対策でも最新にするんですか?」の章で、直接引用と間接的な参照を分けて扱っています
次に読むなら、この記事です