見出し直下から次の見出しまで、地の文が長々と続いていないでしょうか。当メディアでは、この地の文が400字(目安3段落)を超えた状態を「テキスト壁」と呼び、構造化が必要なサインとしています。400字を超えた地の文を渡すだけで、表・番号付きリスト・箇条書きのどれに変換すべきかまで判定できるプロンプトです。
01この記事でわかること
- 400字を超える地の文をAIに渡し、表・番号付きリスト・箇条書きへの変換案を作らせるプロンプト
- 入力する情報(対象の地の文・周辺の見出し)と、得られる出力(判定結果と変換案・省略リスクの指摘)
- 変換後の案から、内容の性質に応じてどれを選ぶかの判断観点
02結論サマリー
見出し直下の地の文が400字を超えると、要点に届く前に読者の集中力が先に尽きてしまいます。出力は、対象の地の文を渡すだけで内容の性質(手順・比較・並列要素)を判定し、表・番号付きリスト・箇条書きのどれに変換すべきかを理由つきで示す形です。
地の文を短く区切ることの有効性は、ウェブユーザビリティ研究(出典: Nielsen Norman Group「How Users Read on the Web」)が土台です。ただし400字という具体的な閾値は、この研究が定めた数値ではなく、当メディアが独自に定める編集基準です。
使用AIツール: ChatGPT等。このプロンプト自体は特別な拡張機能を必要とせず、通常のチャット画面へ直接貼り付けるだけで完結します(2026年7月時点、有料プラン限定の機能は使用していません)。
引用されやすい定義文地の文が何を伝えているかを判定しなければ、表と箇条書きのどちらを選ぶべきかは決まりません。
03課題の整理(なぜ難しいか)
地の文を書き上げたあとで「ここは箇条書きにすべきだったかもしれない」と気づいても、どこをどう直せばいいかは意外と判断が割れます。自己流で直そうとすると、次のような迷いが生まれがちです。
- 手順の説明なのか、要素の並列なのか、比較なのか、文章の途中では判別しづらい
- 表にすべきか箇条書きにすべきか、境界線の判断が書き手によってばらつく
- 見出しを分割すべきなのか、構造化だけで足りるのか、切り分けが曖昧になる
- 直しているうちに、元の文が持っていた条件や例外のニュアンスが変わってしまう
ここでの狙いは、地の文の内容をAIに先に判定させ、この4つの迷いに軸を与えることです。
04プロンプト本体
執筆中の記事で1つの見出しの地の文が長くなってきたと感じた場面や、公開済み記事のリライト時に使います。
あなたはAIOに強いコンテンツエディターです。
以下の入力をもとに、地の文を読みやすい形に構造化する提案をしてください。
■入力データ
対象の地の文: 【対象の地の文】
周辺の見出し: 【周辺の見出し】
■分析手順
1. 【対象の地の文】の内容が、手順(順序が重要な一連の作業)・比較(複数要素の対比)・
並列要素(単純な列挙)・その他、のいずれに近いかを判定する。
2. 判定結果に応じて、番号付きリスト・箇条書き・表のいずれに変換するのが適切かを選ぶ。
3. 選んだ形式で変換案を作成する。地の文にある情報を過不足なく反映させる。
4. 変換によって省略・簡略化された可能性のある条件や例外があれば指摘する。
■出力形式
以下の順で出力してください。
1. 判定結果(手順/比較/並列要素/その他)とその理由を1〜2文で。
2. 推奨する変換形式(番号付きリスト/箇条書き/表)とその理由。
3. 変換後の本文(Markdown形式)。
4. 変換によって省略・簡略化した可能性のある箇所の一覧。
■制約
- 【対象の地の文】に書かれていない情報を新たに付け加えないこと。
- 内容が手順・比較・並列要素のいずれにも当てはまらない場合は、無理に構造化せず
「構造化に適さない内容です」と回答すること。
- 変換後の文言は、【周辺の見出し】の文脈と矛盾しないこと。
使う変数
| 変数 | 説明 | 入力例 |
|---|---|---|
| 【対象の地の文】 | 構造化を検討したい400字前後の地の文 | (400字程度の段落をそのまま貼り付け) |
| 【周辺の見出し】 | その地の文が属するH2/H3見出し | AIクローラーへの対応手順 |
※入力例はすべて架空の例です。
05出力の見方と分析の観点
出力が返ってきたら、まず判定結果(手順/比較/並列要素/その他)が自分の意図と合っているかを確認します。判定がずれている場合、地の文自体に複数の論点が混在している可能性があります。
次に、末尾に挙げられた「省略・簡略化した可能性のある箇所」を必ず確認します。構造化によって条件や例外を示す修飾語が抜け落ちやすいためです。
見出し直下の要点先出しや、比較・手順の構造化という基本原則は、別記事『AIOに強い記事構成・文章の書き方|見出し設計とquotableの基本』で解説しています。この基準を使って記事全体を診断したい場合は、別記事『自社コンテンツの構造をAIで読みやすさ診断するプロンプト』が使えます。
06応用パターン
応用1: 社内文書の構造化にも応用する
記事本文だけでなく、提案書やメールの説明文など、社内の長文にも同じプロンプトを応用できます。「地の文」を「対象の文章」と読み替えるだけで、そのまま動作します。
応用2: 見出し分割の判断も追加させる
制約セクションに「構造化しても400字を超える場合は、見出しの分割も提案すること」という1文を追加すれば、構造化だけでなく見出し設計まで含めた提案に拡張できます。
07注意点
表や箇条書きへの変換案には、原文が持っていた条件や例外の表現が抜け落ちるという技術的な限界があります。変換後は、必ず元の地の文と読み比べて意味が変わっていないか確認してください。
AIが提示する構造化案そのものにも誤りが含まれる場合があります。数値や固有名詞を含む地の文を変換する際は、変換後の表記が元の内容と一致しているか確認してください。
未公開の商品情報や社内限定の数値を含む地の文をプロンプトに貼り付ける際は、利用中のAIサービスの法人プラン・データ学習利用設定を事前に確認してください。
変換した表や箇条書きを社外向けコンテンツで使う場合は、利用しているAIサービスの利用規約が定める商用利用の条件を確認してください。
同じ地の文を渡しても、実行のたびに表と箇条書きのどちらを提案するかが変わることがあります。複数回実行し、内容に最も適した形式を選ぶ運用をおすすめします。
08FAQ
Q. 表と箇条書き、どちらを選べばいいか自分でも判断に迷います。どちらを優先すべきですか?
軸が3つ以上あり横断比較したい内容は表、単純な列挙や手順は箇条書き・番号付きリストが向いています。プロンプトの出力にある判定理由を参考にしつつ、最終的には記事の文脈で読みやすい方を選んでください。
Q. 400字に満たない地の文でも実行する意味はありますか?
あります。文字数が基準未満でも、複数の要素が並列している段落は構造化した方が読みやすくなる場合があります。文字数はあくまで目安であり、絶対条件ではありません。
Q. 変換後の文章が、元の地の文より情報量が減った気がします。問題ないですか?
構造化の過程で、接続詞や言い回しが整理され、体感の情報量が減ったように見えることがあります。ただし事実関係が欠落していないかは別問題のため、出力の末尾にある省略箇所の指摘を必ず確認してください。
09この分野を体系的に学ぶ
この記事は実践プロンプト記事です。引用されるコンテンツの作り方を基礎から体系的に学びたい方は、AI検索最適化講座「コンテンツ編: フォーマット別実践(IV-B)」をご覧ください。